この仕事を始めて10数年、私は長らく精神障がい者が日中集う「地域活動支援センター」に勤務し、
日々メンバーの皆さんと楽しく過ごしてきました。
そんな仕事をしている中で、時には元々元気であったはずが体調を崩して通所が困難になってしまった方や、
就職したはずが陽性症状に囚われた状態で数年ぶりに電話をしてくる方など、自宅において苦しんでいる方々に
出くわすこともありました。そしてその支援の届かない場所でひっそりと暮らしている彼らの存在に、私は心を
痛めてきました。本当に支援が必要なのは、自宅に居ながら身動きできずにいる方やその家族ではないか・・・。
そんな想いを抱きながら仕事をしていた矢先、福祉サービスで初めての訪問型支援ができることを新聞で知ります。平成27年12月のことでした。その他いくつかの偶然が重なり、自分の力でやってみようと決心するに
至りました。
私は、一抹の寂しさを感じながらもその年度末に、当時の職場を退職し、約2年間訪問看護の仕事を経験する
などの準備を進めてきました。そして、平成30年4月に船堀に居を構え、起業の運びとなりました。
自宅で支援の手を待っている方々に、ささやかでも人生を楽しんでほしい、楽しい想いはエネルギーになる!を理念に会社名をJOYと名付けました。
これから出会うすべての方々が、楽しい時間を過ごせるような、そんな支援をできたらと思っております。
合同会社 JOY 町田 真由美